ともしびは昭和32年に一宮で最初にオープンしたお店です。当時、昼は、純喫茶で、夜になると洋酒を扱う店でした。
トリスバーと呼ばれていたようでした。その名残りが表にある看板です。
そのころ流行ったのが"ハイボール"で、皆、ショット売りで、賑やかに飲んでいただきました。
カクテルもいくつか有りましたよ。その頃は、まだボトルをキープすることが無く皆、ショット売りでした。
昼に喫茶を開いていたため、その頃の高校生だった人たちは、喫茶店で店に入り、夕方まで店の中に入っていると、自然に洋酒を売るお店に変わっている為、お酒を頼んでいた人もありましたそうです。
これは、内緒の話ですけれどもね。
カッコつけて分からないカクテルを頼み、今では笑い話にして語ってくださる方、習い事をしてて、早く切り上げ、友達と飲みにきて戴いた方、中二階で、彼女とデートに使われた事がある方、その他、ともしびは沢山のお客様で賑わってました。
店を始める時は、名古屋からチーフに来て貰い何も知らずに始めたのが先代のママで, 今は息子が2代目を継いでます。
マスターのカクテルは、美味しく、マスターにしか出せないすばらしい、カクテルです。又、手作りのレーズンバターや、つまみはこだわりのあるつまみばかりです。
2代目になって平成 2年5月に隣からの出火で全焼。12月に再オープンしました。火事の時はお客様に助けて貰い、ボトルや椅子、等出す事ができましました。
あの時に助けて戴いた事が、今もずーっと心の中に残り、感謝でいっぱいです。
令和3年7月で64周年を迎えることになりました。
”もう50年頑張ってやっててくださいよ、子供と一緒に来たいから”
と嬉しい言葉を戴き、まだまだ、頑張りますのでよろしくお願いしますと返事をさせて貰い笑いの時間でした。 本当に有難う御座います。これからも宜しくお願いします。
TOPへ