ショートカクテル
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ロシア風の名前だが、生まれはドイツのハンブルクといわれる。グラスの中身はブランデーだけだが、問題はその飲み方。正解は、まずフタのようにグラスを被っているレモン・スライスを二つ折りにし、砂糖をはさむような形で、口に入れて噛む。そして、一気にブランデーを流し込む。すると口の中で砂糖とレモン・ジュース、ブランデーが混じり合って一つの味になるという寸法。いわば口中をシェイカー代わりにしたカクテルである。強い酒の割には案外飲み口がよくて、ついついおかわりということあるが、くれぐれも酔い過ぎにご用心を。 甘口 [アルコール度数] ・・・・・・・・・・・・・・・・・40° |
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ロンドンの名門ホテル「ザ・サボイ」は、酒の世界ではバーテンダーのバイブル「サボイ・カクテル・ブック」を生んだカクテルの聖地としても知られている。そのサボイのチーフ・バーテンダーだったハリー・クラドック氏が1920年代に創作したカクテルが、この「アラスカ」。130種類以上の薬草を使った香草・薬草系リキュールのシャルトリューズ独特の香りとジンを組み合わせたちょっと甘口のカクテル。シャルトリューズの味が好みの人はとりこになってしまうカクテルの名品である。ただし、アルコール度数は、かなり高い。 やや甘口 [アルコール度数] ・・・・・・・・・・・・・・・・・40 |
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“暗がりでのキス”と艶っぽい名前を持つカクテルは、ジンとドライ・ベルモットにチェリー・ブランデーをプラスしたカクテルである。ジンとドライ・ベルモットの組み合わせは有名なマティーニだが、そこに甘いリキュール1種類加えることで、まったく別
のテイストのカクテルに変化した。チェリー・ブランデーは、実はブランデーではなくさくらんぼのリキュール。きれいな赤色と甘味を持ち、ヨーロッパ各地で作られている。 やや甘口 [アルコール度数] ・・・・・・・・・・・・・・・・・25 |
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ビトゥイーン・ザ・シーツとは、“ベッドの中に入って”という意味らしい。なんとも意味深長で、セクシーなフレーズを持つこのカクテルの味は、もちろんけだるく甘い。T.P.O.としては、ナイト・キャップ(寝酒)の部類に入るカクテルで、この甘さが心を落ち着かせ、心地よい眠りに誘ってくれる、はず。コアントローの代わりにホワイト・キュラソーを使ったり、ブランデーの量
を多めにして食後酒とするケースもある。バーでこのカクテルを注文するとき、どこか思わせぶりの感じもするのは、考え過ぎか……。 甘口 [アルコール度数] ・・・・・・・・・・・・・・・・・40° |
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日本のカクテル・コンペティションで優勝した作品で、大空をイメージさせる鮮やかなブルー、さわやかで現代的な甘味を持つカクテルとして人気が高い。似たようなカクテルに、フランス生まれの「ハバネラ」があるが、こちらはレモン・ジュースを使っているので少し色が濁っている。やはり青空は透き通っていたほうが気持ちいい。 中口 [アルコール度数] ・・・・・・・・・・・・・・・・・25° |
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他にも、美味しくて飲みやすいカクテルがいっぱい。
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